休みという名の祭りの前日

 いよいよ今日行けば明日は会社が休み! という物語で言うと起承転結の「転結」の日と言っても過言ではない。そのため、寝たのは28時頃、起きたのは8時と、今日も睡眠時間短めでお送りしてきた。今日行けば休みだと思うと睡眠時間など気にならないという不思議。いつもは眠くてしょうがないのに今日は平気だったと言うことを考えると肉体的な問題よりも精神的な問題の方が大きいのかも知れない。
 普通に準備をし、出社した。胸に秘めた「今日こそ定時に帰る」という想いと共に。

 仕事は何も分からないまま「これのこの部分をこう直して」と言われた資料をそう直すような作業などを。元々の経緯も何も知らない上に教えてもくれず、しょうがないので経緯がわからないまま資料を作成するなどした。その後それを送るように指示を受け、メールで送信。すると相手から私に電話が。そこで受ける酷評の嵐。元々何で作っているかもわからないので資料の意図など聞かれても答えようもなく……平謝り状態になってしまった。
 冷静に考えれば、というかまともに考えれば当然私が悪い。一旦引き受けてしまった以上そこにはやっぱりある程度の責任が発生するし、相手からしてみたら送ってきた私に文句を言うのは筋が通った話でもある。でもちょっとなんだかなーという気分に。チラとTwitterなんかに愚痴ってしまったけれど、腹を立ててしまうと後から嫌悪感がきてしまう。これは多分熱しやすく冷めやすい自分の性格から来る物なのだと思うが怒る時はすぐに怒るけれど長くても1時間後には冷静になっていて、しかも反動でかなり冷静になれていて「あれはなかったなぁ」とか「こうやれば回避できたなぁ」とか考えてしまう。その時に一番考えるのは怒りを周りの人に見えるようにしてしまった事で、Twitterに書いた事よりも、隣の席の同僚にそれが伝わってしまい、気を遣わせてしまったことが申し訳なかった。私が怒るのは私の自由だけれど、その怒りというか不愉快な感情を他人に伝搬させてしまうのは良くない事だ。自分が怒っているからと言って他の人を不愉快にさせていい理由は全く無い。必死にフォローというか、なだめてくれた同僚には感謝。怒るにしてももう少し静かに怒るようになりたい。周りに気付かせないように。

 結局そういった事もあって朝の決意はどこへやら、会社を出たのはおよそ21時半過ぎで、当初の予定から比べるともはやどこかに寄るとかそういった事の出来ない時間になってしまった。残念。でも明日が休みだと言うことはそれくらいのガッカリ感では損なわれることはなく、会社の敷地を一歩またいだ瞬間に喜びがこみ上げてきた。
 これも熱しやすく冷めやすい性格の一環だとは思うが、私は会社を出たらその瞬間に会社の、というか仕事の事を忘れることが出来る。仕事でどんなにいらつく事があったとしても、会社から一歩外に出るとその感情自体を失うというか忘れるというか、それ以降は全く引きずられることなく過ごす事が出来る。それもあって会社を出てからはなんだか楽しい気分のまま家に帰ってくることが出来た。帰りには浮かれてご飯と共にスイーツ(笑)などを2つも購入して家に帰ってきてしまった。給料日前なのに豪快な無駄遣いだ。

 家に帰ってからはご飯を食べて、三国志大戦の動画を見て、といつも通りのパターン。ちょっと前まではどんな動画を見ても「参考になるなぁ」と思っていたのに最近は「あ、これはあんまり参考にならないかなぁ」なんて思うようになってしまった。好意的に解釈すれば見る目がついてきた、という事だけれど否定的に身れば役立たずの評論家になってしまったとも言える。役立たずの評論家はゲーセンでは一番嫌われる存在で、対戦格闘ゲームなどをプレイしている時に後ろで訳知り顔に「今のはうんたらかんたらだったね」とか話されるのをみな嫌ったもんだ。それと同じようになってしまっている可能性がある。実にまずい。何せ私はまだ9品(三国志大戦内の位)なのだ。柔道で言うとまだまだ白帯レベルだ。だから大抵の、というかニコニコ動画にアップされている動画は全て私より上手い人のプレイ動画のわけだ。それなのにトップランカーの動画をいくつも見ているせいか、目だけは肥えてしまったようでそういった目線で見てしまうことがある。
 私のレベルではトップランカーのプレイはむしろ参考にならず、参考にすべきは少し上のレベルの人のプレイなのだ。それなのにそういう人の動画は避けてしまったりしているわけで、本当によろしくない。この辺は注意が必要だ。気をつけよう。