一般向けのマニア向け

 多分27時頃には寝ていたと思われ、9時頃には起きたと思われる。昨日買っておいたパンを朝ご飯として食べた。パンはスーパーやコンビニで売っているような物ではなく、お店で焼いたパン屋のもの。値段的にそう大差ない(スーパーの方が安いが)のに、やはり断然パン屋で買った方が美味しい事を実感する。とは言えパン屋で買うことは基本的に平日は無理なので出来たとしても休日限定になってしまうが。野菜スープが作りたかったが、肝心の野菜が無いために断念。自炊をしていないと食材が無いのでふと思い立った時に何も対応が出来ないのが寂しいところ。

 朝ご飯を食べ終えた後は昨日買った漫画を読んだりなど。昨日買ったのは3冊しかなかったのだが、どれも外れが無くかなり面白かった。特に「野に咲く薔薇のように」は、なんというか読んでいるこっちが不安になるような不安定な作品で、話の内容とは別で不安定になりながら読んだ。こういう作品に出会えるのが誰の意見も聞かず、自分の主観だけで選んで買い集める者の特権だと思う。どう面白いのか聞いてしまったらこの感動は決して得られないし、そもそもそれほど売れる本でも無いだろう。売れないと言うのは悪い意味では無く、なんて言うんだろ、意図的に大衆受けとはずれたターゲットに向けて発売しているからそのターゲットの人は買うけれど、その数はものすごい少ないので数が売れることはないだろう、ということ。売れないのと面白くないのは全く意味が違う。ただいわゆる一般的に売れている漫画だけを読んでいる人が読んだら「面白くない」と言うかも知れないからその人の認識としては同じなのかも知れないけれど。
 そういうマニアックな漫画というのは基本的にそのターゲットの人しか手に取らないけれど、例外があってそれはアニメ化されることで、マニアック向け漫画がマニアに人気が高いばっかりにアニメ化されることがある。そしてアニメ版では一般向けであるとアニメを見て楽しんだ人が原作を買う。すると原作はマニア向けなので「アニメは面白いけど原作はつまらない」という人が出てくる。原作が好きな人にしてみればそりゃそうだろうなと思うがアニメに影響されて買った人にしてみれば文句の一つも言いたくなるのかもしれない。そしてその声はマニアックな人に比べたら当然多い。だから第三者的に見ると、酷評が目立つ作品のように見えてしまう事がある。そうなった時に我々原作ファンが願うのは原作が一般向けの方向に歩み寄らないで欲しいという事だ。歩み寄ろうとするとどうしてもちぐはぐになってしまい、結果として原作好きも離れていってしまうことになりかねない。
 今まではそう言ったことはほとんど無かったけれど、最近はネタが尽きてきたのかどうなのかがわからないがマニアックな人気作品がアニメ化される事が増えてきた。だからそういった心配をしてしまう。
 同じ作品だからといっても表現するメディアが違えば当然見せ方というか内容が全く別の者になる。それは当たり前の話だし、そうであれば当然漫画は面白いと思ったけどアニメはつまらないと思う人や逆にアニメは面白いけど原作はつまらないという人は出てくる。それが当然なのであって、むしろそういったことが全くないほうが不自然だ。だから片方が面白くて片方がつまらないと思ってもいちいちそれを騒ぎ立てないで欲しいし、原作者もアニメ制作者もそんなことは気にせずに作り続けて欲しい。そう思う。まぁ別に全く心配はしていないが。

 昼頃一度買い物するために外に出たら信じられないくらい心地よい天気だった。この天気がこのままずっと続けばいいのに、などと思わず言ってしまいそうになるくらいうららかだった。こういう日は多分一年で2,3日しか無いように思う。貴重な一日だ。
 買い物から戻ってからはまた仕事で名古屋に向かった。7時過ぎに到着して名古屋のゲーセンに。三国志大戦をやるためだけれど、やはり600円で900円分プレイ出来るのはとてもありがたい。全部で11戦して5勝6敗。新しいデッキを使ったから負けがこむのはしょうがないかな、と割り切って考えた。ついに、と言うか最初の昇格戦で昇格して9品に。カードを無くす前の状態に戻ることが出来た。前は9品に上がるまでに100戦以上を要したけれど、今回は50戦でそこまで上がることが出来た。カード資産が増えて来ていることも当然あるけれど、まず間違いなく自分の腕も上がっていると思うのでその点は非常に喜ばしい。ゲームのいいことの1つに、自分が成長している事がわかりやすいというのが間違いなくあると思う。こんな感じで自分の成長を可視化するようにすれば社員はきっともっと簡単にやる気を発揮するのではないだろうか。