不自由なほど面白い

 27時過ぎに就寝、起床は驚きの11時。休みの日になるとどうも起きることが出来ない。目覚まし時計などもいつもと同じ時間になっているはずなのだが平日はそれで起きることが出来るのに休日となると起きることが出来ないという不思議。きっと心理的な物なのだと思う。多分。

 当初は朝起きて、10時を目安に秋葉に行き、漫画を買ってそして帰ってきて、ゆったりと漫画でも見ようかななどと考えていたのだけれど、そんなもくろみはもう起きた段階で不可能だったので、とりあえず出かける用意をしつつも、出かけるかどうするか悩んでいた。悩んでいるついでに、何を思ったかテレビなどを付け、WBCなんかを見てしまった。ちょうど韓国戦がやっていて、見始めたところから3点ぐらいとって勝っていた。めでたい。
 私はまぁ野球を実際に観戦しに行く方だと思う。というかスポーツで観戦しに行くのは野球ぐらいのもんだ。ただ、私が自発的に行くのではなくて、誰かに誘われてじゃあ行くか、という形で見に行くことしかない。だから応援するチームもまちまちで、ロッテを応援したり、ヤクルトを応援したり、中日を応援したりしている。好きなチームは特にないけれど、野球は見ていて面白い。何がいいって、攻撃のターンと守りのターンが決まっているからサッカーのようにずっと集中して見ている必要が無いというところがいい。

 WBCが日本の勝利で終わり、とりあえず外に出てぶらぶらしてみた物の、やはり地元には特に何もないので秋葉原まで行くことにした。15時前に秋葉原に到着したが、想像した通り3連休の1日目と言うこともあって恐ろしいぐらいに混んでいた。朝から何も食べて居なかったので何かしら食べようかとぶらついて見たけれど、混雑具合が酷くてどこも人が一杯だったので諦めてとらのあなへ。
 とらのあなで、初めて同人誌を売っている階(5階)に足を踏み入れた。けど人が一杯だったので何も買わなかった。ただ雰囲気だけはわかった。即売会はきっとこれよりも8割り増しぐらいで殺気立っているのだろう。何も買わなかったのは特に買う物が無かったわけではなく、あまりにも多すぎて目移りしすぎたため。
 あと率直な意見を言うと、同じようなものばっかりだなぁ、という印象を受けた。多分中身は違うのだろうけれど絵の雰囲気とか、表紙の構成とか、似たような物が多い。だからそれとは違うのがあると「お!」と目を引いた。ただ、あまりにも変にし過ぎるとそれはそれで今度は売れなくなりそうだから作る側の人は大変そうだなと感じた。

 3階でSOUND HOLICのCDを2枚と、2階でラノベ4冊と漫画1冊。1階では漫画などを5冊ほど買った。総額1万円ちょっと。ポイントは現在17000ポイントを超えたところ。とらのあなはそれほどでも無かった物の、秋葉の町は人がいっぱいだったのでそのまますぐに帰った。帰る途中に、外人さんがハルヒのコスプレをしているのを見かけた。わざわざコスプレの道具を持って日本に来たのか、日本で買ったのか、はたまた日本に住んでいる人なのか……、と言うことを少し考えた。どれだとしても結構大変なことだと思うので、そういう事をさせる魅力があるアニメはすごい。

 家に帰る途中で駅の近くの本屋に寄り、「町長選挙」を買い、ご飯を買って家に帰る。ニコニコ動画の動画を眺めながら食べていて、Twitterで誰かが「ゴミ箱」というゲームの話をしていて、興味をもってサイトを調べてみたら中々面白そうだったので即購入。ダウンロードしている間に買ってきた漫画を見た。今日買ってきた漫画はどれも傑作だった。特に「どみなのド」はかなりカッ飛んでいて傑作と言って差し支えない出来だ。他にも「文化部をいくつか」が面白かった。何で1巻で打ち切りになったのかが理解できない。
 で、そこから延々とゴミ箱を4時間ぐらいやり続けていた。割と難しいゲームで5面がクリア出来ないまま明日に持ち越すことになった。プレイした感じが昔のぷよぷよに似ていて、クリア出来ないのが悔しくて、数え切れないくらいコンティニューをしていた。ゲームに限らないけれど、面白さというのは、きっと「思い通りにならない」部分が多少あるからこそ、そう感じるのだろう。何回もコンティニューをするのは悔しいが、これが最初の1プレイであっさりクリア出来ていたらそれ以降やることも、記憶に残ることもなかったと思う。そう考えると難易度の設定というのはかなり大変な物なのだろうな。