誰も悪くない

 27時半就寝、8時起床。えーっと……。先週の夜勤のために生活時間帯をズラしていて、もう今月末までは夜勤はないから生活時間帯を戻すべきなんだけれど、それが全く出来ていない。というか変わる気配がない、これはまずいと思いつつも朝起きることが出来なかった。
 昨日の夜は「とある魔術の禁書目録」の4巻を読んでいた。ここまで読んでわかったのはヒロインは空気扱いをされているということ。というかなんかギャグキャラにしか見えない。後はオチ担当。このままずっとそんな感じの扱いだったらいいなと思いつつも、そうもいかないんだろうなぁと次の巻を楽しみにしている。

 朝飯は食べる暇が無く会社に。午前中は低血圧だからかなんなのかわからないけれど、のんびりと自分持ちの仕事をやっていた。昼は食堂でチキンカツを。これでやっと元気が出た。
 午後も仕事があったのでそれをやろうと思っていたのだけれど、打ち合わせに拉致られてしまった。そっから延々と、もう、5時間も打ち合わせが続いた。うちの会社によくあるパターンで、昔はどうだったか、今はどうすればいいのか、みたいな話。何て言うか、自分達が作っているシステムは元々ものすごく大きなシステムで、しかも結構自由度が高くて色々と出来たものを更改したものだ。で、それ自体はお客様と打ち合わせをしてあんまりお金をかけないで縮小気味に、必須機能だけ残して更改をした。でも実際に使っていた人はそんなの知らないから「今までやっていたこれが出来なくなった! なんとかしろ!」みたいな事を言ってくる。それでこうやって集まって「今実装している機能でそれは出来るか」みたいなことを延々と打ち合わせをすることになる。
 正直お客さん側の問題だからそっちで何とかして欲しいところなのだけれど会社の体質なのか、どうしてもそこで見捨てられない。それでちょっと手伝ったりするとこっちが悪者にされるにも関わらず。ってこれ前にも書いたか。そういう不器用な生き方は嫌いではないけれど、このままそれを続けていて大丈夫なのか、という心配もある。今のところは大丈夫そうだけれど。

 最近というか少し前から「今の不況は中高年がお金を抱えて使わないからだ」とか「中高年の給料が上がりすぎているから若者を雇う余裕がない。中高年の給料を下げるべきだ」とか言う人がいる。こういう風に言う人達は自分が中高年になった時の事を考えているのだろうか。
 どうなるかなんてわからないが例えば今年収300万円ぐらいで、そのまま50歳になっても年収300万円だとする。しかし若者の年収が150万円だったらどうだろう。若者は言うだろう「今の中高年なんてろくに仕事もしないのに給料ばっかりもらいやがって」と。さて、なんと反論する?
 これと同じ事を今の中高年はやっているだけだ。大体今の中高年が若者だったとき、今の若者の何倍も働いていた。それこそ滅私奉公とまで言われるほどに。今みたいに土曜日だって休みじゃなかった。残業だって年間360時間なんて話もなかった。サービス残業なんて言葉もなく、当たり前に安い給料で使われていた。そういう時代背景がある。
 何故そんなことを我慢してやっていたかというと、将来給料が上がるという希望があったからだ。つまり、将来貰うお金を見込んで若い頃に労働力を提供してきたのだ。
 それなのに多くの企業は急にそのシステムを止めてしまった。年功序列から成果給へ、というやつだ。たまらないのはその時の中高年の人だろう。若い頃には生活の全てを捧げて仕事をしていたのにその前払いした労働力に対して今後は金を払いません、と言われたのだ。裏切られた気持ちだったろう。それでも辞めたら生活が立ち行かなくなるから我慢して働いている。
 だから今どんなに叩かれていようと中高年は「これくらい貰うのは当然だ。むしろ少ないくらいだ」と思っているだろう。それに、そうやって信じていた物に裏切られたからお金を貯めるのだ。またいつ裏切られるかわからない。貯めておくにこしたことはない。
 そういった事を無視して「中高年はうんたら」とか言うのは間違っている。というかそれは天に向かって唾を吐くようなもので、将来自分が中高年になった時に必ず返ってくる。今そういう不満を外側に、自分以外の物に向けている人は将来同じ事をされた時に甘んじてそれを受け入れるのだろうか。
 まぁどうでもいい話。ただそういうくだらない意見を「若者の主張」みたいに思われても困る、ということ。ただまぁ若者は反逆するものなのでそれはそれで当然の姿なのかもしれない。

 会社から帰って今日もカレー。帰り道に牛乳を買ってきたのでそれを足して食べた。マイルドになって非常に美味しかった。カレーは今日で終了。ふと思い出したことをブログに書いたりなどした。
 今日は帰り道が異様に寒かった。雪でも降るんじゃないか、なんて考えているけれどそれはないかな。本当は雪が好きだからもう一度ぐらい雪が見たい。