愛に始まり、戦いに興じ、愛に終わる

 22時頃就寝、起床は6時半。久々にまっとうな時間に寝て起きた。まぁ昨日のことを考えれば早く寝てしまうのは当たり前だからなるようになった、という感じだろうか。起きた瞬間にめがねをかけてシャナの18巻を読む。少し読んで、思い直してお湯を沸かしてコーヒーを淹れる。でも結局ベッドに潜り込んで18巻を読んでいた。読み終わったのが9時過ぎ頃。そこからスト4を起動してCPU戦をやる。2人ほどクリアした。でも、敵が強くて強くて……。正直このゲーム、アーケードでも遊んでいたけれど、使っていたキャラはごくごく限られているから全然使ったことないキャラは辛い辛い。特にラスボスのセスとか、普通にやられまくってしまった。

 11時過ぎまでやって、準備をして秋葉原へ。電車は微妙に混んでいた。土曜日なのにね(前も書いたか)。昔というか少し前に土曜日の朝7時頃に電車で渋谷に通っていたことがあったのだけれど、その時間はそれほど混んでいなかったような気がする。やっぱり土曜日だから人の活動時間も少し遅いのかも知れない。
 電車の中は相変わらず席に座るのにご執心な人や靴を履いたままの子供を混んだ車内でだっこしている親などがいた。まぁ近くにいなければ特に何も言うことも無いし、近くに来たら逃げるだけなので問題はない。

 家を出る直前で知ったのだけれど、今日は秋葉原で何かイベントがあったようで、えらいことになっていた。ヨドバシカメラの方から電気街に行く場合、私はとらのあなに行くことが多いから一旦高架下をくぐるルートを使うのだけれどそこから出たらもう人、人、人。歩道橋のようになっている部分に人が猛烈に並んでいて、かなり驚いた。よく見たら下にもたくさんいてさらにビックリ。毎週土曜日に行ってるけれど、これほどの人はまず見ないので「この人達は普段はどこにいるのだろうか……」というどうでもいいことを疑問に思ったりしていた。
 混んでいるところはなるべく並びたくないのでその場所はスルーしてまずは腹ごしらえ。定食屋でからあげ定食を食べた。730円。量が多いので今日のご飯はこれだけ。食べ終わってからとらのあなに行って、最近の日記を見てわかるように沸々と沸き立っているラノベ熱に燃料を透過するためにラノベを6冊ほど購入。「とあるなんたらの魔術うんたら」と「狂乱なんたら日記」の2種類を3冊ずつ。本当はアニメ化されているものよりも目立ってないけれど面白い物を探すのが好きなのだけれど、今のラノベ熱は1冊や2冊では収まらないのでたくさん出ているシリーズ物にしておいた。2種類で多分30冊ぐらいは出ていると思うのでしばらくは楽しめると思う。本気を出して24時間耐久読書をしない限りは……。24時間耐久読書は今までの人生の中で2回やったことがあり、一度目は中学生の頃に夏目漱石全集を。2回目は大学の時に交通事故にあって頭が陥没して、そのショックで引きこもりになった時に「天国に涙はいらない」とか「あくまのみかた」とか「スレイヤーズ」「オーフェン」「マリみて」あたりを読み返したりなどしていた。でもまぁ今はそれほど暇もないので3連休などが無ければやらないだろうと思う。
 2階で買ったのはそれだけ、1階で雑誌、Fellowsなどを買う。合計7000円ぐらいかな。4月までに15000ポイントぐらいかな、とか言ったけれど2月中に達成してしまいそうな勢い。買い終わったら今度はPS3用のアーケードスティックを買うためにヨドバシへ。さっきのイベントがUDXの大型ビジョンで実況しているらしく、その周りに結構な人がたかっていて一瞬何事かと思った。なんというか、花火の現場って万引きが多いらしいけれどそれもそうだろうな、という感じ。みんな上の方を一心不乱にみていて手元の方を気にしている人なんかはいない感じ。荷物を手に持ってなかったら持って行かれても気付かないじゃないだろうか。まぁ目の前に交番があるからそういった心配はあんまりする必要が無いか。

 ヨドバシに行って、まずは7階まで上がって有隣堂で文庫本を2冊購入。これはオタク的な物ではなくて普通の物。それだけ買って6階のゲームコーナーへ。で、探したのだけれど、ない! 全然売ってない!! アーケードスティックなんて滅多に買う人がいないと思っていたけれど、スト4効果か、全く売ってなかった。探しに戻ることも考えたけれど、面倒くさいからAmazonで買えばいいや、などと考えて帰ることにした。滞在時間は多分1.5時間ぐらい。

 駅に着いたらとりあえず近所のゲームショップをチェックした。でも案の定というか、やっぱり売ってなかった。スーパーでサラダだけ購入して帰る。
 家についてコーヒーを淹れて、まずニコニコ生放送にログインした。これはさっきの秋葉のイベントを放送しているもの。そして、買ってきたFellowsを読んだ。なんというか、今回もすごかった。今回は連載よりも読み切りが本当にすごい。すごくって一週間ぐらい引きずってしまいそうな内容があって、読んだ後に軽く、いや重く凹んだ。今回は特にだけれど、Fellowsはいつも読み切りがクオリティ高いと思っている。あとは表紙。今回の表紙も恐ろしいすごさだった。
 読み終わって他の買った漫画を。「くろがねカチューシャ」などを読んだ。自分が買う漫画は面白いのに2巻とか3巻とかで終わってしまうのが残念。でもまぁ読んでいて「一般的な人気はあんまり出ないだろうなぁ」なんて言う気もするのでしょうがないと言えばしょうがない。

 ゲームが終わってからはまたスト4。何回やってもCPU戦をクリア出来ないから難易度を一番簡単なものにした。そして、キャラを出すだけならそれでよかった事をここで初めて知った。そこからは早くて隠しキャラを全部出すことが出来た。早くて、と言ってもこの時点で20時ぐらいになっていたけれど。スト4をやっていてアーケードスティックの事に気付いてAmazonをチェックしたが、肝心の物が売り切れていた……。ショックとしか言いようがない。ゲームより高い(8000円以上する)のに、まさかそんなにたくさん買う人がいるとは……。
 コマンド入力のしすぎで左手の親指の第一関節の部分(十字キーに触るところ)が鬼のように痛くなったのでそこでやめた。対戦はまだ10戦ぐらい。勝率は3割ぐらいかな。ローズを多めに使っている。
 お腹は全然空いていなかったけれど、サラダを食べた。そうして緑茶を飲んで心を落ち着けて「愛人[AI-REN]」を読み始めた。愛蔵版の上下巻を一言も発せずに一気に読み切った。二週間ぐらいこの漫画の重さに耐えられるように備えていたけれど、予備知識が0だったため自分が考えているのと全く違うストーリー展開だった。途中泣いたりしたけれど、最終的には腑に落ちる感じで終了。きっと、この漫画を開くことはもう二度とないだろう。面白くなかったからではなく、ストーリーが強烈だから頭にこびりついたため、恐らく忘れることはないだろう。もしかしたら何年か後にまた開く時がくるかもしれない。人を愛するってすごいやね。私は別に一人で生きていて寂しいと思う事も無いし、むしろ一人でいようと色々な誘いを断っているけれど、こういう漫画を見ると人と共に歩んでいくのも悪くないかもな、と思えてくる。友人や何かに「彼女でも作れよ」などと言われるより1000倍ぐらいは説得力のある漫画だった。
 今日はこの漫画を反芻しながら寝たいと思ったのでラノベを読むのは止めることにする。恐らく夢の中でもう一度物語をなぞり、そうして忘れられなくなるだろう。それが楽しみでもあり、もう二度とこれを読んだ時の体験は得られないと思うと悲しくもある。こういうのをきっと成長したと言うのだろうね。