ドキドキ顧客審判

 昨日も27時半ごろ就寝。5時起床。よく起きれた! と自画自賛。素晴らしいの一言。ただ、やっぱり短時間の睡眠は短期間(一ヶ月ぐらい)なら大丈夫だけれど、それ以上になると途端に体調を崩しやすくなるのでもっと睡眠時間を確保したい。とは言っても普段が4時間ぐらいしか寝てないが。
 理想を言うと6時間は確保したいと思っていて、そのためには大体23時より前に寝る必要がある。一度その時間に寝るように調整していたのだけれど、昨日も書いたように特に仕事も無いのに帰らせない、という会社の(というか部署の、いやむしろ課長の)方針のために一週間ほどでその計画は駄目になった。そのため、平均的な感じでいうと24時半頃寝て、4時半過ぎに起きる、という4時間睡眠が定着した。4時間睡眠と言うと、ほとんどの人が驚くか、もしくは「俺なんて○時間しか寝てない」というよくわからない短時間睡眠について張り合われたりするけれど、私の場合は別に短い時間で起きたいのではなく、夜には前述の残業などの関係で自分の時間が全く確保できない事が多いので、朝に時間を確保するようにしただけの話で、3時間確保するために3時間早く起きている、というだけの話。だから本音を言えば上でも言ったけれど当然6時間ぐらいは寝ていたいと思っているので、○時間しか寝てないと言われても特に感想はなかったりする。だから対応に困るので「へー、すごいですね」と返すようにしている。
 あと、朝きっちり起きれることがすごいすごいと言われる事も多いけれど、これも別にすごいことでも何でもなくて、何ヶ月もかけて徐々に睡眠時間を減らしていった結果起きれるようになっただけの話で誰にでも出来ることだと思う。
 それをやれば誰でも早起きできる、というわけでもないけれど私の方法を書くと、一週間ごとに目覚まし時計を5分早める、というような形。3ヶ月で1時間早く起きれるようになる。今まで6時起きだったのを「明日から5時に起きろ」と言われてもまずその数字に圧倒されてしまって「そんなのできっこない」と思ってしまう。そう思ってしまうところで諦めてしまっているわけで、当然だけれど翌日は起きれない、もしくは起きれたとしても眠すぎてその日一日まともに活動できなくなったりする。そう言うことがあると「自分にはムリなんだ」と考えてしまいすぐに早起きすることを諦めてしまう。だけど一週間で5分であれば大抵の人は出来る。「明日は5時55分に起きる!」というのは毎日6時に起きている人にとっては大したことでもないように感じる。その時点で心理的な障壁は下がるので翌日にきちんと起きれるようになる。5分ぐらいなら睡眠時間が短くなってもたいていの人はそれほど差は感じないので「これなら明日も出来るぞ」と前向きな気持ちになれるわけ。それを毎週続けるだけの話。私は元々は7時ぐらいに起きていたので半年以上かけて今の時間に起きれるようになった。
 大切なのは「睡眠時間を短くする」事ではなくて「早く起きる」ということなので、どうしても5分早く起きることが出来ないのであれば最初のうちは5分早く寝るようにすればいいと思う。いつもと同じだけ寝ている、というのはかなりの安心材料なのできっと問題なく起きることが出来るようになる。そうやって1.5ヶ月(つまり30分)ぐらいは睡眠時間をシフトさせていくようにすると、今度は朝の特定の時間に起きることが苦痛ではなくなるので割とあっさり睡眠時間を減らせたりする。
 私に「どうやって短時間睡眠が出来るようになったのか」を聞く人は多くは自分もやりたいから、という理由かららしいけれど、苦痛もなく努力もなく今までと同じ爽快感で睡眠時間だけを減らせる方法を求めているみたい。でもそれは考えが甘いというか、ムシがいい話だ。
 睡眠というのは三大欲求のうち、一番我慢が出来ない物と言われている。何も食べずに(つまり食欲に対抗して)そのまま餓死した人はいるけれどずっと寝ないでいて(睡眠欲に対抗して)死んだという人はいない(もしかしたらいるのかもしれない)。だから拷問の手段として「眠らせない」というのは割と有名なので漫画なんかでその描写を見たことがある人も多いのではないかと思う。つまり肉体的な痛みよりも眠れない事の方がよっぽど精神的なダメージが大きいと言うこと。
 5時間睡眠だったのを4時間睡眠にするのは睡眠時間を20%も削ることになるので当然つらい。最初のうちは体調を崩すこともあるかもしれないし、起きてもまたすぐに寝てしまうこともあるだろうし、よしんば起きることが出来たとしてもその日一日眠くて眠くてまともに活動も出来ない事もある。それが何日も続くこともある。そう言った苦痛は間違いなくあって、これを無くすことは出来ないと思う。今までと同じ事をして急に大金持ちになる可能性がほとんどないのと同じように、今までと何も変わらずに睡眠時間だけを減らすのは不可能だ。ただ、必ず慣れる事が出来る。「こんなに眠いから睡眠時間を減らすようなことは絶対に出来ない!」と思ってもそれを続けていればそのうち慣れてきて「あれ、これくらいならなんとかなるのでは」みたいになる。だから大切なのはすぐに諦めないで、ムリだと思ってもとにかく何日か続けてみること、あとは本当に駄目な場合はムリをしないこと。

 そして、一番大切なのは「早起きを目的にしない」こと。どうも無目的に「早く起きれたらいいなぁ」みたいにぼんやり考えている人が多いように思うけれど、そんなことだと絶対に早起きは出来ない。と言うのもそういった場合は別に起きれなかったとしても誰も(本人すらも)困らないから。そうではなくて「○○をやるためには早く起きなければならない!」というような強い目的が必要。その時間に起きることが出来なければ自分に不具合があるようにすれば起きることが出来るようになるだろう。

 早く起きても家にいるとベッドはあるし、ネットにも繋がるし、ということでまともに活動しない可能性が高いのですぐに家を出てカフェなどで色々とやっていたりする。私は最初はカフェに行っていたが、早く起きるに従ってカフェが開店していないことが増えた(早く起きすぎるようになった)ので今では会社にいる。休憩用の部屋があるのでそこで色々とやっているのだけれど、これが中々いい。他に気が散りそうな物がないし、カフェなんかとは違ってそこそこいい椅子が使われたりするので長時間いても苦痛ではないし、セキュリティもある程度は確保されているため、パソコンをほったらかしたままトイレなどに行くのも割と躊躇いなく出来る(それでも危ないと言えば危ないけど)。当初は「邪魔をされたりすることが多いのでは」などと思っていたけれど会社にはまず人が来ない。9時半から仕事が開始であれば、8割以上の人は9時過ぎにしか来ない。そして早く来る人は例外なく何らかの目的があって早く来ているので自分の事に集中しており、人に対して何かをいってくることはない。まれに手伝ってくれと依頼される事はあるけれど。
 そんなわけで今日も6時半より前に会社に到着。システム切り替えの関係で人がたくさんいて、切り替えが失敗したという話を聞いた。まぁそんな事になるかもしれないな、と考えていたので予想通りと言えば予想通り。というか大半の人が「切り替えが問題なく終わる」とは思っていなかったのでみんなが思っていた通りになっただけ、とも言える。
 予想外だったのは自分の関わっていた(と言ってもコーディングなどをしたわけではない)部分について不具合があった、ということ。それが失敗の原因ではない(それだけなら切り替えは行われていたので)けれど、まさかそんなところに問題が起こるとは思っていなかったのでビックリした。切り替えが失敗したのは直前になって問題がいくつも発見された部分で、突貫工事的に対処をしていた(私ではなく担当者が)のだけれどそんな風にやってまともになる事は少ないというのはある意味常識なのでなるべくしてなった、とも言える。
 本来なら確実に大丈夫、となるまで切り替えを延期するべきなのだとは思うけれど先の予定はびっちり決まっているし、お客さんには言えないし、いったところで「スケジュールは動かせません」と言われるだけなので駄目になる可能性が高いと思ってはいても「うまくいけば儲けもの」と考えたのかも知れない。それに、スケジュールを動かす事は出来ないけれど「駄目だった時の予備日」はあるのでそこでうまくやるつもりだったのかもしれない。いずれにしろ人をいっぱい使ってそう言うことをやっているわけで、無駄だという事だけは間違いない。
 何故こうなるのか、というのは私には一つの仮説があって「問題はギリギリになって明らかにした方がやいのやいの言われないから」という事なのではないかと思う。
 例えばシステム切り替えの2ヶ月前に何かしらの問題が発生した場合には「何故それがもっと前の行程でわからなかったのか」「今までどうしていたのか」「試験は誰がやって、何をもってOKにしたのか」「同じ不具合の可能性のあるプログラムはあるのか」「同様の見地で全ての機能について試験をしたのか」などなど……、実に猛烈なほどに説明をしなければいけない事になっている。そんなことを説明を求められていても「そんなことを想定していなかったから」としか言いようがない。何故なら想定が出来ていればきちんと試験はしているはずだから。それが「うっかりやらなければならなかったのが漏れていた」のか「その発想はなかった」のかはわからないけれどいずれにしても担当者の頭に無かったからそれが起こったわけで、それについて理由を求めたってしょうがない。当然説明する側はそう言う説明は出来ないので理由をでっち上げる必要があるわけだ。それにまた時間がかかる。本質的で無いことについてねちねちと指摘されたりして、とにかく時間がかかる。それが重要な問題であればあるほど時間がかかってしまう。
 でも、ギリギリ、つまりシステム切り替えの一週間前などという「もう絶対に動かせない締め切り」を過ぎているような状況であれば話が違う。「とにかく今すぐ対処しろ」となる。もちろん説明を求められるけれど、それが求められるのは全てが終わった後になるのでとにかくすぐに問題に取り組めるし集中できる。人がかけられるとも言える。結果的にそっちの方が手間暇をかけられたりするのだ。それの修正が最優先になって、その機能と隣接する機能の担当者も積極的に試験をしてくれたりする。発注側(つまり私がいる会社)も協力の手を惜しまない。ねちねちと何かを言うこともなく問題の解決が最優先になる。
 そういう状況では今のようにギリギリまで黙っていて、直前にそれを明らかにするのもまぁムリからぬことなのかなと思う。と言うか私がそっちの会社の関係者であればそうする可能性が高い。2ヶ月前でも同じように対応してくれるのであれば2ヶ月前に言うだろうけれど、2ヶ月前に言った場合は事務的な仕事が多くなってしまうのだから。これについても何回も言ってるのに「そういうルールだから」の一言で片付けられたりして大いに不満。でも既に言っても無駄だと諦めているので自分の所は自分で対処をするようにしている。具体的には秘密。

 9時過ぎに職場に戻って話を聞いてみると、問題が発覚して一旦は切り戻したものの、それは向こう(お客さん側)の勘違いだったことがわかったのでまた切り替えた、ということが判明した。でもまぁそれでまた不具合が出たみたいですが。それでもお客さんの判断で切り替え自体はOKに。あとは数日以内にパッチを入れる約束をして終了。まぁ最初だからこんなもんだろう、なんて思ってしまうところがもう間違っている気がする。
 でも私が担当していたシステムで、一発目で何も起こらなかったことがないのでこれくらいなら十分及第点レベルかな、なんて思っていたり。関連しているシステムが多い割にはうまくいった方。でも不具合は不具合なのでほめられたものではないんですけどね。

 金曜と月曜の二日間いなかっただけなのにメールボックスの要領が100Mを超えたからなんとかしろ、と警告メールが管理センタから来ていた。みんなメーリングリストにメールを送りすぎ。そのせいで大半の人がメーリングリストのメールを見ない、という危険な運用になっている。必要な人が限られている場合は限定してメールを送った方が良いと思う。
 切り替え前はアホみたいに忙しかったけれど、終わってしまったら不具合に対処している人以外は割と暇に。とは言えメールがえらいこと来ていたのでメールの処理だけで午前中が終わってしまった。

 午後は金曜と月曜の体験を踏まえて今後どうするべきだと思っているか、という内容のメールを多分5000文字ぐらいまで書いたのだけれど、これを見たら絶対に怒る人がいるよな、という内容のためまだ送信していない。そのまま送信するか手直しするか、はたまた送信しないかはまだ悩んでいるところ。半分以上諦めていて、「これを言ってもどうせ無駄だろうなぁ」という気持ちが半分、いや、もっといい組織に買われるはずだ、という期待も半分。書いた内容は実作業者(間違えたら取り返しの付かないことをやる人)にはそれ以外の作業をやらせないように、とか当日になって急に作業を増やさないように、とかそういった事で、別に誰を責めているわけでもないのだけれど、多分受け取った人は自分の事だと思って反発してくるかなという気がする。でも現状はどうも大切なものを見失っているというか、やるべき事は確実に着実に、ミス無く切り替えを終わらせる事なのに、スケジュールはなんというかえらい人の都合のために決められている感じがして、こちらとすれば「ミスっても文句言わないならこのままでいいけど、ミスったら困るなら変えるべき」という感じか。

 今日は久々に定時で帰れたので、帰りにホームセンターに寄った。ホームセンターの工具コーナーを見ていると2,3時間ぐらいなら平気で時間をつぶせそうで困る。金属製の定規が欲しかったのでそれを購入して帰宅。ご飯を食べながら軽くニコニコ動画を見て、そしてまた今日も東方M-1グランプリを見る。HDDレコーダーを久々に電源入れたらHDDの容量がなくなっていて昨日のアニメの録画が途中でおわっていたのでもう絶対に見る事はないだろう、というアニメを全て削除した。今は深夜アニメは全然見ていないのに録画だけはしている。マリみてとか楽しみにしていたから見ないとなぁ、と思いつつも30分近く拘束されるのがちょっと惜しくて出来ていない。すでにアニメオタクでは無いような気が。でもHDDレコーダーのアニメを削除する合間にひだまりスケッチX365の最終回を鑑賞した。でもこれも既に3回ぐらい見ているのをまた見ているだけで、見てないアニメは全く消化出来ていない。それでいいのか、オタクよ。