意味なし芳一

 名古屋で朝を迎える。やはり寒い。異国の地だからそう感じるのかも知れないが、寒い物はやっぱり寒い。ただホテルなので暖房を付けたらすぐ暖かくなった。素晴らしい。
 朝食付きのコースにしていたのでご飯を食べに。提携のカフェで朝食が食べられるとのことだったので、有名な「名古屋のモーニング」とやらを楽しみにしていたのだけれど、食べ放題とかそう言ったことはなく、普通にサンドイッチとサラダと飲み物のセット。ちょっと「おおっ!」と思ったのは頼んだ飲み物とは別にグレープフルーツジュースが出て来たところ。めちゃくちゃ酸っぱくて朝にはピッタリ。

 会社にシステムの切り替えのために8時半までに向かう必要があったので早めにホテルをチェックアウトして外に。そして案の定迷う。
 地下鉄桜通線というやつに乗らなければいけなかったのだけれど、中々たどり着けなくて焦ってしまった。どうにか乗ったものの、どの出口から出るかでまた迷ってしまった。
 これは別に名古屋だからどうこう、というのではなくて私が単に方向音痴というだけの話。筋金入りの方向音痴だから初めて行った所ではまず目的地には中々たどり着けない。

 方向音痴の人間からすると、現状の方向案内は過剰すぎてわかりにくくなっていると思う。もう少しなんとかしてくれてもいいのではないだろうか。
 例えば今回の例で言うと、桜通線と他の路線(名前は忘れた)について、1つの看板で「↑」などと矢印が書いてある。それに従って進んでいくと突然桜通線ではない方の路線の名前しか看板に載ってなかったりする。いつの間にか消えてしまっているのだ。
 そうなるとこっちはまた戻って捜そうとするものの、来た道を戻るとまた両方へ遺棄されている看板にたどり着いて、それに従うと途中で消えている。こういったことが本当に多い。
 個人的には漠然と方角だけ教えてくれるのが一番たどり着きやすい。壁があろうがなんだろうが方角だけ指し示してくれれば適当に道を通ってそっちに向かうからだ。
 方向音痴の一番悪いところはわからなくなっているのに適当に進むこと、だと思う。もう何度も間違えているのに、「自分の勘を信じて!」進んでいってさらに訳のわからないところに行ってしまう。それを繰り返してドンドン深みにはまる。そんなことが多い。

 また、オンライン地図などもまだ方向音痴の実用に耐えるようには出来ていない。GoogleMapなんかは住所を正確に入力しても漠然とした位置しか返さなかったりするので、その漠然とした場所から目的地に向かう途中で迷ってしまう。もう少しなんとかなって欲しいところ。

 仕事は多少問題は発生した物の、概ね順調に進んで特に問題なし。自分の割り当て分が終わったので自宅に戻る。切り替え自体は火曜日まで続くので、一番最初のほんとにさわりの部分がうまくいっただけなのでまだ気が抜けないところ。
 次はまた週明けに名古屋まで行く予定。これがあと10回以上同じような事が続くなんて気が遠くなりそう。

 家に帰ってからは模様替えの続き。少々アクロバティックな方法を採用したが、まずまずの形に収まった。家具の配置についてはこれでFIX。あとは本棚や荷物入れなどを買ってきて整理する必要がある。それは明日やる予定。
 机を窓の近くに移したら半端無く寒くなってしまった。指もかじかんでしまっている。この寒さを何とかしのぐ方法を早急に捜す必要がある。これを優先的な課題としてなんとかしたい。